グーナーの語る投資と保険と政治と酒、時々生活

主に全世界株インデックス投資と生命保険と政治について電機系メーカー営業が語ります。

リ・バランスはするべきか?

こんにちは。カバラン丸です。

 

 

 

 

 

 

 

投資信託にしろ、個別株にしろ、ETFにしろ、資産形成をしていると聞く言葉があります。

 

 

 

 

 

 

リ・バランスです。

 

 

 

 

 

自分のポートフォリオ(型)があったとします。特に積立投資等で債券50%/株式50%の比率(アセットアロケーション)で持つと決めたとし、1年も経てばまず間違いなく株式が比率を上回ります。その上回った分を売却し、足りてない分を買い増すことを基本的にはリ・バランスと言います。

 

 

 

 

 

 

 

確かに理にかなっています。

 

 

 

 

 

 

 

高いものを売り、安いものを買う。

 

 

 

 

 

 

toshin-clinic.com

 

 

 

 

 

カンさんは今現在の市場が過熱相場であるからリ・バランスするなら今ですよー、と言っています。

 

 

 

 

 

 

確かに、理にかなっているのですが、これには決定的な弊害があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

売却時に利益分に20.315%課税されることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は日本に利益分の課税がある限り、高いものを売り安いものを買うというリ・バランスについて否定的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにこのリ・バランスをしまくっているアクティブファンドが一つあるのですが、結果が芳しくありません。コモンズ30というファンドです。

 

 

 

www.commons30.jp

 

 

 

このファンドは30銘柄を全て均等に持つファンドで、毎日その比率を見直しています。(これをトリミングと言います)
もはやリバランスしすぎると名称変わってトリミングになります。

 

 

 

 

このファンドは積立NISA適格のファンドですが、分配金も出してしまいますし、複利の強みを最大限享受できません。

 

 

 

コモンズ投信自体は嫌いではないのですが、あえて購入する気には、、、なれないなぁ、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでもどうしてもリ・バランスしたいと言う人向けに2点、方法を挙げたいと思います。

 

 

 

 

 

①単純に足りてない部分を買い増すだけ

 

 

 

これであれば買い増すだけで比率を揃えるので売却時の課税を免れることができます。

やるなら一部売却でなく買い増し、これだけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

②そもそもリ・バランス不要なファンドを持つ

 

 

 

ここで私のお勧めを紹介します。私はそもそも債券が好きではありません。値上がりしないからです。この低金利時代にアメリカを除いて債券を保有する意義を見いだせません。そのためリスク資産は基本的には株式のみで良いと思っています。

 

 

 

 

その上で、時価総額加重平均型のインデックスファンドを選択すれば、株式市場の強い国、企業別に勝手に比率を決めてくれます。また、日本は成長していませんが地球規模で見ると人口は増え続けており、人口が増える=経済成長していると言えるため、全世界株式もしくは先進国株式の時価総額加重平均型のインデックスファンドをひとつだけ選べば、そもそもリ・バランス自体不要なのです。

 

 

 

 

kavalanmaru.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ちなみに、以上の理由から株式と債券をMIXしたバランス型ファンドはお勧めしません。

唯一勝っても良いと思えるのは楽天USA360のみです。

 

 

 

 

 

 

 

これは90%をVTI、残り10%を先物取引を用いて米国長期債券を270%購入し、合計360%とするバランス型ファンドです。そもそも、債券は通貨為替の影響を多分に受けるため、為替ヘッジが必要となります。しかし、先物取引を使うことで為替による影響をなくすことができるのです。しかも、購入するのは先進国の中で唯一選択肢となり得る米国長期債券です。しかも初心者では中々出来ない先物取引を用いたレバレッジ投資にもかかわらず信託報酬は0.5%を切ります。

 

 

 

 

 

 

 

どうしても債券買いたい、と言う人、お勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

①にしろ②にしろ、何が言いたいかと言うと、売るなという事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に必要な時以外はバイ&ホールドを徹底していきましょう。