グーナーの語る投資と保険と政治と酒、時々生活

主に投資と保険と政治について電機系メーカー営業が語ります。

HSBC ESG米国インデックスファンド

こんにちは。カバラン丸です。

最近流行りのESGやSDGs、これをテクノロジーやら環境やらで括るような「テーマ」として見るのか、それとも財務的な面からリターンを追求する=ESGなら財務的に安全だから逆に問題のあるところを除外する、と考えるか。




本当に色々な見方、考え方があると思います。ちなみにテーマ型を「サステナビリティ・テーマ投資」「インパクト投資」と言ったりして、良い銘柄だけを集める=問題のありそうな銘柄を除外する投資方法を「ネガティブスクリーニング」と言うそうです。下の記事で知りました。


www.morningstar.co.jp



前置きが長くなりました。
ESGに特化した米国株のインデックスファンドがイギリスのHSBC投信から出ました。

www.morningstar.co.jp


その名も

HSBC ESG米国インデックスファンド」

www.assetmanagement.hsbc.co.jp



そもそもHSBCってよく聞くけど何だ?って話ですがこれが面白い。






中国では汇丰银行,正式には香港上海汇丰銀行有限公司(The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited)と言います。香港と上海と銀行と会社のそれぞれ頭文字をとって略称をHSBCと言います。

ちなみに汇丰とは“汇款丰裕”の略称です。汇款は送金、丰裕は豊富にあるという意味です。いっぱい送金できるってこと?お金をいっぱい扱えますよーとかそんな感じなのかな。よう分からんわ。


さて、この銀行、名前はガッツリ中国ですが、成り立ちが特殊です。
アヘン戦争後にイギリスの植民地になった香港でスコットランド人が作りました。


当初は香港に本店を、同じくイギリスが半分統治していた清の上海に支店を置きました。その後香港の中国返還に伴い本社をイギリスに移し今に至ります。つまり、この銀行は香港でも上海でもなく、イギリスの銀行です。そして、イギリスだけでなく欧州にとって最強の中華圏に名の通った銀行となります。


そして、その投信会社がHSBC投信です。






そしてこのHSBC投信が、米国の大型・中型株で構成される「FTSE USA Index」から、ESGへの取組や温室効果ガス排出量などに基づき、構成銘柄と組入比率を決定する「FTSE USA ESG LOW Carbon Select Index(円換算ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドを出しました。


それが「HSBC ESG米国インデックスファンド」です。


まぁ、完全に流行りに乗って出したなーって感じですが、信託報酬がなかなか低コストです。





ニッセイ外国株やSBIバンガードS&P500ほどではないにしろ、0.276%(税込)と結構頑張っています。





ESG投資だと軒並みアクティブファンドばっかだった訳ですが、個人投資家からするとインデックスファンドの選択肢も生まれたのは非常に好ましい状況ですね。





というか、これ、ESG関連のETF買うだけファンドですよね。ETF買うだけファンドだとSBIバンガードS&P500の登場で0.09%台じゃないの?ってなっちゃうんですけど...
(ってかESG関連のETFなんてあるんだ。。。)




でもこのETF自体がVOO並みに信託報酬が安くなかったりするので、まぁ検討してみてもいいかなーって感じです。




だからあれですよね、楽天バンガードは買わないですね、あれは。だってSBIが出来て楽天ができないならSBIにするよ!って感じ。





どうしてもVTかVTIでドルコスト平均法やりたいって人しか、もう買う人いないんじゃないかな?...





と、いうことで!
新規ファンド情報でした!!