こんにちは。カバラン丸です
みなさん、ポートフォリオに米国債や日本国債など、株式に対して値動きが緩やかな債券ファンドを持ってたりしますでしょうか。
私は積立NISA口座は全世界株インデックスファンド(オールカントリー)→キャピタル世界株式に積立変更し、特定口座はレバナス積立をしています。
債券ファンドやバランスファンドはちょくちょく持ってますが、メインでは積み立てていません。
さて、そんななかで、投資信託のように円で一定額を払込み、通貨はドルで運用できる生命保険や個人年金保険があるのをご存知でしょうか。
具体的には以下のラインナップがあります。
〇生命保険料控除対象
・PGF生命:米国ドル建終身保険(保険料円払込型)
→PGF生命(プルデンシャル・ジブラルタ・ファイナンシャル生命)は銀行にしか卸さない保険会社です。(ただし、プルデンシャルグループの代理店子会社PGフレンドリー・パートナーズでも契約可能)
各銀行により名称が違いますが、内容は基本同じ。
米国ドル建終身保険Neo:三菱UFJ銀行
www.pgf-life.co.jp
円払込定額型 米国ドル建終身保険Neo | 保険商品のご紹介 | プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命 (PGF生命)
円ぴた終身US:三井住友銀行、みずほ銀行、イオン銀行、横浜銀行など
www.pgf-life.co.jp
円ぴた終身US | 保険商品のご紹介 | プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命 (PGF生命)
クレカ払いの記載が無い銀行も約款には払い込み経路でクレジットカードの記載があるため、クレカ払い可能と思われる(確認してませんw)
パンフレットにクレカ払いの記載があるのは三菱UFJ銀行と三井住友銀行の2行になります。
メリット:①円払込でドルコスト平均法を利かせながらドル貯金がクレカ払いでできる
②低解約返戻金型で死亡保証が最初からつく
③ミニマム3000円/月から拠出できる
④10年払いなどの短期払い込みに対応
デメリット:①為替によって保険金が増減する
②為替手数料が”行って来い”で1円(±0.5円)と高い
③クレカ払いは月払いのみ対応
④払込期間が10年払いと15年払いの2種類のみ
⑤利率が非公表
この保険はかなり特殊です。まず①為替によって保険金が増減する、というのはざっくり言えば毎月買い込めるドルの量が変動するため、当初よりも保険金が下がることもあれば上がることもあるということ。
そのため保証額から拠出金を決めるというよりは保険料控除狙いで8万円/年付近=7000円/月で決めてしまっていいかもしれません。
また、利率の記載がどこにもないので不明。PGFはプルデンシャルグループの中で最も利率が良い傾向にあるので、22年10月現在で3~4%程度と思われますが、PGフレンドリーパートナーズ社に確認したところ、非公表なので言えないとのこと。また数年に一度利率改定するそうで利率は契約時点での固定式になります。
ちなみに為替手数料の0.5円はイオン銀行の外貨預金も同じ利率です。他の銀行だともっと高いところもあります。
利率についてはぜひ、販売窓口の担当営業マンまで聞いてみてくださいww
・第一フロンティア生命:予定利率変動型外貨建終身保険(低解約返戻金型)
→こちらも取り扱う銀行や代理店によって名称が違います。
つみたて終身・フロンティアM(外貨建):みずほ銀行/みずほ信託
つみたて終身・フロンティア(外貨建):新生銀行、青森銀行等地方銀行やSBIマネープラザなど保険代理店
外貨あんしん積立保険:三井住友信託銀行
第一フロンティア終身:野村証券
面白いのは野村證券でのみクレカ払いの記載がない笑
基本的に商品構造は同じなはずなので、クレカ払いできるはずですが、興味ある方は販売店窓口まで確認くださいw
メリット:①円払込でドルコスト平均法を利かせながらドル貯金がクレカ払いでできる
②販路がある程度広くどこからでも入れる
③積立変動利率は22年10月24日現在4%と優秀
デメリット:①ミニマム1万円/月から
②為替手数料が”行って来い”で1円(±0.5円)と高い
③クレカ払いは月払いのみ対応
④保険料支払い後の第二保険期間の利率が1.2%程度で固定されるというかなり渋い設計
〇個人年金保険料控除対象
・マニュライフ生命:こだわり個人年金
→ほぼどこでも入れます。この辺りの保険では一番有名かと。
メリット:①円払込でドルコスト平均法を利かせながらドル貯金がクレカ払いでできる
②最低保証利率が1.5%、積立変動利率は22年10月24日現在で4.36%と優秀
③販路が幅広い。どこの代理店を通しても大体取り扱っている
デメリット:①ミニマム1万円/月から
②クレカ払いは月払いのみ対応
③親会社のマニュライフ生命が日本でやんちゃしすぎたため現在法人から契約NG、個人契約のみ対応中
④為替手数料が驚安の±0.01円(PGF生命の1/50)だったのが22年9月から±0.5円に改悪
控除率を重視すると8万円/年に近づけれない点が痛いですが、1万円/月の拠出が痛くもかゆくもなければ、こちらが最もおすすめでした。
ただ、為替手数料が改悪されたので、下の商品を検討してもいいかもしれません。
・三井住友海上プライマリー生命:あしたも充実
→とんちん性のある個人年金保険です。長生きしたら勝ち。50歳以降から入ると解約返礼金を70%にして年金額をふやせる仕組み(低解約返戻金みたいなやつ)があります。横浜銀行等の地銀と三井住友あいおい生命から入れます。
メリット:①円払込でドルコスト平均法を利かせながらドル貯金がクレカ払いでできる
②ミニマム5000円/月から拠出できる
③利率が10年3.7%、10年超4.2%と優秀
④とんちん性がある
デメリット:①販路が地銀等に限られる
②為替手数料が”行って来い”で1円(±0.5円)と高い
③クレカ払いは月払いのみ対応
④とんちん性がある
とんちん性は好き嫌いが分かれるところです。毎年の年金額が少なくなります。ただ、仕組み自体は日本の年金と同じで終身年金になるので死ぬまでもらえます。
・三井住友海上プライマリー生命:100年時代応援つみたて
→内容は上のあしたも充実と同じです。違いは三井住友銀行からの販売に限られることとミニマム1万円/月なこと。デメリットが増えましたww
メリット:①円払込でドルコスト平均法を利かせながらドル貯金がクレカ払いでできる
②利率が10年3.7%、10年超4.2%と優秀
③とんちん性がある
デメリット:①ミニマム1万円/月から
②販路が三井住友銀行に限られる
③為替手数料が”行って来い”で1円(±0.5円)と高い
④クレカ払いは月払いのみ対応
⑤とんちん性がある
・第一フロンティア生命:外貨建つみたて個人年金
→マニュライフ生命こだわり個人年金と比較してミニマム5000円/月で拠出できること以外メリットがありません。
むしろ第一生命の営業マンからしか契約できないという強烈なデメリットがあります。
メリット:①円払込でドルコスト平均法を利かせながらドル貯金がクレカ払いでできる
②ミニマム5000円/月
③積立変動利率は22年10月24日現在4%と優秀
デメリット:①販路が第一生命の営業マンからに限られる
②為替手数料が”行って来い”で1円(±0.5円)と高い
③クレカ払いは月払いのみ対応
とんちん保険が嫌で10年確定年金などがよく、個人年金保険料控除による還付金効率を重視する人には最もおすすめです。
と、いうことで、生命保険で米国債を買うなら以下の組み合わせを推奨します。
生命保険:PGF生命の米国ドル建終身保険(保険料円払込型)
7000円/月(=8.4万円/年)×15年
個人年金保険:三井住友海上プライマリーあしたも充実
or
第一フロンティア外貨建つみたて個人年金
7000円/月(=8.4万円/年)~60才まで
こんな感じがいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、PGF生命の米国ドル建終身保険(保険料円払込型)と三井住友海上プライマリーあしたも充実は横浜銀行で取り扱いがあるので、首都圏の人は横浜銀行の窓口に行って聞いてみてもいいかもしれません。
ちなみに生命保険の見積もりと契約は横浜銀行に口座無くても問題ありません。
また、元プルデンシャル生命の超やり手営業マンとの関係を苦に思わない場合はPGフレンドリー・パートナーズという代理店に問い合わせるのもありです。が、提携している銀行内での提案となることから現状は山形や京都、名古屋と長野に販路が限定されるとのこと。
超やり手だとは思いますが、個人的に保険はデキる営業マンから入った方がその後の対応含め色々安心なので、そういう意味だとPGフレンドリー・パートナーズに問い合わせるのはアリだっただけに、、、色々残念ですね(笑)
www.pgfp.co.jp
PGフレンドリー・パートナーズ株式会社
ということで、以上になります。
みなさんの資産形成の一助になりましたら幸いです。