こんにちは。カバラン丸です。
私は個人年金保険に関しては“外貨建て“を推奨しています。理由は今後も円安が進んでいくと考えられるため、自身の資産の中に外貨を持つことでリスクヘッジすることができると考えているからです。
そんな外貨建ての個人年金保険として、米ドルや豪ドルの外貨建てで個人年金保険料控除の効く商品ではマニュライフ生命のこだわり個人年金が有名です。
こだわり個人年金(外貨建) │ 商品を探す │ マニュライフ生命
ただ、8万円/年の個人年金保険料控除を狙った場合、マニュライフ生命ではミニマム12万円/年となって8万円/年の場合と比べると保険料控除率が下がる点がネックでした。
そんな中、外貨建てで尚且つ限りなくミニマム8万円/年に近づけることができる商品がありました。
それが、第一フロンティア生命の個人年金保険です。
外貨建つみたて個人年金 | 商品一覧 | 第一フロンティア生命
こちらの商品はミニマム5,000円/月から契約が可能となります。つまり7,000円/月で契約した場合、8.4万円/年にすることができるため、個人年金保険料控除の上限である8万円/年に限りなく近づけることができるのです。
それ以外は基本的にマニュライフ生命と同じで円払込みの外貨運用で米ドルor豪ドルとなります。円で受け取ることもできますが、外貨で受け取ることも可能です。
注意点として一時所得の場合は50万円/年の特別控除がありますが、個人年金保険等の年金受取の場合は雑所得扱いとなり20万円/年を超えた時点で確定申告が必須となります。保険として受け取ってるのに税金で徴収するってひどいですよね。本当にひどい。
そのため20万円/年を下回るような受取額になるよう終身年金に設定するか、遊べるうちにもらえる額を増やすために10年確定年金でドルを受け取って海外旅行で使うか。
この辺りはそれぞれ各々の考え方に沿って決めていくのがいいかと思います。
この商品はクレジットカード払いもできるので個人的にはマニュライフ生命こだわり個人年金の上位互換と思っていますが、ネックとして販売代理店が第一生命しかない点と利率で若干マニュライフに劣る点を補足として挙げさせていただきます。
つまり、ほけんの窓口などの代理店経由で入ることができず、必ず第一生命の保険営業マンに問い合わせる必要が出てきてしまう、ということですね。
第一生命の商品でいいものはあまり知らないのでその他の商品に入るつもりはないものの、担当の営業マンがついてしまうのは嫌だな、と思う方にとってはデメリットになりうる商品かなと思いました。
ちなみに、マニュライフ生命は金融庁からかなり目を付けられている状況です。
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マニュライフ生命の断末魔!悪質節税保険が招いた金融庁検査の中身と、社員大量退職の実態 | 選別される 生保・損保・代理店 | ダイヤモンド・オンライン
元々会社の成り立ちから節税保険で上がってきたところがあるので、やんちゃしすぎちゃったって感じでしょうか。
一方で第一フロンティア生命は日本で日本生命に次ぐ規模の資本のしっかりとした第一生命をバックにもつ会社となりますので、信頼性としては抜群と思います。
最後に二つの個人年金保険について簡単に比較したいと思います。
将来のリターン、利率を考えるならマニュライフ生命。
控除率を考えるなら第一フロンティア生命。となるかと思います。
この辺りは皆さんの好みで選ぶ形になるかと思います。
ちなみに私は資産形成の核は積立NISAやiDeCoで全世界株や米国株に投資し、クレカ積立も満額実施した上でさらに個人年金保険にも手を出せる人がやればいいと思っています。そのため私個人としては個人年金保険はあくまで保険料控除を狙うのが最大の目的となり、8万円/年に近い金額を設定できる第一フロンティア生命の個人年金保険の方が有力かなと思います。
株式に比べたら債券の利率なんて微々たるもんですしね。あくまで暴落時のヘッジとしか思っていないので。
ということで今回は以上となります。
皆さんの資産形成の一助となりましたら幸いです。