グーナーの語る投資と保険と政治と酒、時々生活

主に全世界株インデックス投資と生命保険と政治について電機系メーカー営業が語ります。

次はESGが来るのか考えてみる。

こんにちは。カバラン丸です。









アメリカは超の付く資本主義社会です。年金制度がしっかりしていない分、国民は皆んな株式への投資をして、様々な"もしも"に備えています。
















そのため、国民及び個人投資家も上場企業も株価を相当気にします。非常に健全なシステムだと思います。
















健全でないのは日本です。日本は上場していても投資家からの要求がキツくないため株価を気にしていない企業が多すぎます。アメリカが綺麗なピラミッド型構造の上場体系なのに対し、日本は基準の最も高い/厳しい1部が最も企業が多く、基準が緩くなるにつれて所属する企業が減っていきます。
















さて、今回は日本の話ではなくアメリカの話です。現状で世界最大の市場であるアメリカはオバマ時代以来の民主党政権です。













当時も、大統領・上院・下院の全てを民主党が支配する「トリプルブルー政権」でした。











当時の民主党が主要な課題は"医療法制"です。今回の大統領選でも度々話に上がった「オバマケア」ですね。トランプが医療法制を軽視した結果、アメリカはコロナの最大の被害国家になりました。

















このオバマケアとは何なのかというと、民主党政権によって2010年3月に医療費負担適正化法(ACA)、俗に言う「オバマケア」が可決されたのです。
















当時の共和党は「オバマケア」のような、国営化された医療制度に反対でしたが、民主党政権によって全アメリカ国民が何らかの健康保険に加入することが義務づけられました。




















その結果、健康保険関連の株はこの政策から恩恵を受けます。














例えば、保険会社のユナイテッドヘルス(UNH)は、オバマ大統領の就任以来、1,557%の成長を遂げています。(※2009年1月20日〜2021年2月2日:配当の再投資を含みます)




















これはつまり、約12年で投資額が10倍以上になったことを意味します。


















これが、ある政党が支配した場合の政策によって特定の企業の株価に影響を与えた事例です。














バイデン大統領の「トリプルブルー政権」が始まったばかりの今、次に来るのはほぼ間違いなくESG関連と考えます。




















というのも、かつてこんな記事をアップしているのですが









kavalanmaru.hatenablog.com














バイデン政権下ではESGとリートが大注目というのです。もう一度言います。ESGとリート、不動産ですね。














私はリートについては投資信託保有することに懐疑的です。不動産は現物で持つべきだと思うからです。














しかし、ESGに関しては、しかも米国のESGに関しては非常にいいインデックスファンドが一つあります。















HSBC ESG米国インデックスファンドです。














このファンドは以下の記事にも題材としていますが、非常にいいと思います。
kavalanmaru.hatenablog.com
kavalanmaru.hatenablog.com





















私は、環境保全/人権保護の観点からも、個人投資家の投資効果=リターンの観点からも全世界株式と並行してESG投資を推奨したいと思います。