グーナーの語る投資と保険と政治と酒、時々生活

主に全世界株インデックス投資と生命保険と政治について電機系メーカー営業が語ります。

世界第二位の経常黒字国家

こんにちは。カバラン丸です。


先日母と同い年の人(旧東京五輪生まれ)で経営者の方2人と飲む機会がありました。






その際日本の経済やコロナ対応についての話題になり、私の考えについて話したところ全く逆の考えを言われ目から鱗でした。









その内容についてまとめたいと思います。






私の主張
・日本は民主主義世制度の社会主義国家である
日本は赤字のためいつデフォルトが起きてもおかしくないから早く円を有価証券や米ドルなどに変えるべき
竹中平蔵は存在悪である
・日本はインフレが起きているからすぐに資産運用を開始した方がいい
竹中平蔵のせいで自殺に追い込まれた人が何人もいる




母と同い年の経営者
・日本はコロナ禍で国民をもっと守らなければいけなかった
竹中平蔵を早く殺せ
・日本はデフレ状態であるから経済が上向かない
竹中平蔵が死ねば経済が上向く
日本は経済的に全く危なくない、むしろ世界でも有数の経常黒字国家である





この中で被っていたのは竹中平蔵への批判なのですが(苦笑)これはまた次回に持ち越します。







完全に反対の主張が一つ
・日本はインフレである→日本はデフレである





そして同じ意味でも受け取り方がまったく違うものが一つ
・日本は赤字である→日本は世界でも有数の経常黒字国家である








それぞれ説明したいと思います。







・日本はインフレである→日本はデフレである

わたしはディズニーのチケットや自動販売機のドリンクなどが値上がりしている事からインフレが起きていると思っていました。



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ちなみにこの画像は自作資料から抜粋したものです...悪しからず。






しかし、いま日本はデフレなようです。デフレとは売り手はたくさんいるが、買い手がいない状況を言います。



news.yahoo.co.jp





ちなみに飲みの場で話題に上がった米はそこまで価格が落ちてはいませんでした。笑


https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/181128/attach/pdf/re_data_3-2.pdf






ただこうして見ると新潟県コシヒカリの高値維持と山形県はえぬきの価格の安さが光りますね。個人的に山形県で食べたはえぬきがめちゃめちゃ美味かったので本当にコスパの高さが光り輝いています。(まぁ、私もう米は食べないんですけどね。。。)








それではどうすればデフレは脱却できるのでしょうか?




gendai.ismedia.jp






上の記事が分かりやすかったです。






ひと言でいえば、日本経済が成長しなくなった理由はインフレ時に行なうべき政策をデフレ時にやり続けているから




以下記事の抜粋となります。





デフレは「需要<供給」によって起きます。ということは、需要を増やして「需要=供給」にすればデフレは脱却できます。さらに、需要を供給よりやや多めにすれば、マイルドなインフレになります。ですから需要、すなわち消費と投資を増やせば、経済は成長するということになります。



消費と投資を増やす政策とは、政府が消費や投資を増やすことです。つまり、政府支出を増やす積極財政政策です。



日本政府は、20年以上にわたって、小渕政権や麻生政権という例外を除いて、基本的に、デフレ対策である積極財政をしてきませんでした。それどころか、政府支出の削減や消費増税など、いわゆる「緊縮財政」を基調としてきたのです。これでは、デフレから脱却できなくて当然です。




平成の歴代政権、とりわけ橋本政権や小泉政権、そして安倍政権は「構造改革」「成長戦略」と称して、規制緩和、自由化、民営化、そしてグローバル化といった政策を推進してきました。その目的は生産性の向上にありました。しかし、日本経済はデフレでした。デフレとは、需要よりも供給が多い状態です。生産性を向上させるということは、供給力がアップするということです。需要よりも供給が多くなり、もっとデフレになります。




なるほど、そう言う事なんですね。知らなかった。。。無知の恥でした。。。






本当、マシな政治家っていないんですかね。。。デフレ対策にしろ、コロナ対策にしろ国民は税金払ってて国が国民を助ける/国力を向上させるのは仕事というより義務だと思います。にも関わらずお門違いな対策/対応で問題が放置されているのは確かに異様な光景ですよね。

ただ、コロナ禍において職がなくて生きていけないと言ってる人たちに対しては、個人的には色々なリスクを考慮した上で今の職を選んだのではないか?とも思うのです。なので私は日本の国民性はやっぱり社会主義的だと思いますが、国が国民を助けるのは当然というより義務であるという観点から考えると、確かにあながち国民の声というのは間違っていなかったのかな、とも思いました。国民が税金を払い続ける限り、国は国民を守るべきなのは間違いありません。






そしてもうひとつ

・日本は赤字である→日本は世界でも有数の経常黒字国家である



これは目から鱗でした。日本が国債を発行しまくりそれを中央銀行が買い占める事でなんか回してる超異常な状況が怖かったのですが、全く別の見方を教えてくれました。




それが日本がドイツに次いで世界第二位の経常黒字国家であると言う事です。




飲みの場と同じ説明をしてくれている記事がありました。


wedge.ismedia.jp




私は簿記の知識が乏しく恥ずかしながら貸借対照表がまだ読めないのですが、ざっくりとした理解で言うと「中央政府の財政収支は赤字である。これはつまり、中央政府が民間から借金をして物やサービスを買ったという事。そして日本国が黒字だという事は、海外が民間から借金をして物やサービスを買ったという事=日本は日系企業が海外で儲けまくってるということ。つまり日本国の民間部門は、政府にも外国にも金を貸して物やサービスを売っている=日本国としては黒字だ。」といったことでしょうか。






たしかに、こうして考えるとすごいですね。見事にやりくりできている。。。






日本人は損益対照表/貸借対照表を見れない奴が多すぎると経営者の方は愚痴ってましたが、本当にそうなんでしょう。日本は何も考えなくても生きていける国ですからね。






でもそれだと損ばかりです。私は損するのが嫌いですから、勉強するしかないのです。







うんざりするニュースばかりで嫌いだった日本が私は上の内容を知って少し好きになりました。