こんにちは。カバラン丸です。
私はよく投信ブロガーの記事を徘徊するのですが「お金は寝かせて増やしなさい」の著者である水背ケンイチさんのブログ「梅屋敷商店街ランダム・ウォーカー」にて以下のような記事が出ていました。
記事によるとこの空前の低金利/ゼロ金利時代で今後金利上昇となっても国内債券インデックスは今後10年間でプラスになるとのこと。
これはかなり意外でした。ソース元はニッセイ基礎研究所です。
www.nli-research.co.jp
ニッセイ基礎研究所はシナリオを三つ用意しています。
メインシナリオ、楽観シナリオ、悲観シナリオです。

私が言及したいのは悲観シナリオについて。
これは悲観シナリオではありません。
この悲観シナリオは低成長/マイナス成長がベースとなっています。
しかし、最も恐れるべき事態はこれではありません。
私たちが最も恐れるべきはデフォルトによる国家破産です。
以前、「今は財産を守るとき」という記事をUPしました。
kavalanmaru.hatenablog.com
上の記事をかなり端的に言うと
今の日本の経済状態は相当異常な状況だから資産を証券や外貨(特に米ドル)に変えて自分の資産は自分で守ろうねーという内容です。
私は先ほども述べた通り投信ブロガーさんの記事をよく読み漁っているのですがその中に、岐阜県でクリニックを経営しており医師でありながらFPの長谷川先生が運営する「転ばぬ先の杖」というブログがあります。
ここでも以下のような記事があります。
brain-gr.com
一度韓国はデフォルトを起こしており未曾有の金融危機に見舞われました。
また、日本と同じく債券を発行し国内で対応するというやり方でデフォルトを起こした国があります。アルゼンチンです。(アルゼンチンの場合は他の要因もかなりあるようですが。。。)
www.newsweekjapan.jp
アルゼンチンは2001年までは先進国でした。しかし、2001年にデフォルトを起こして以降はこれに対する訴訟がきっかけで2014年に再度デフォルトを起こしています。
そして今年5月にも新型コロナの大流行が原因で通算9度目のデフォルトを起こしました。
私はこれは対岸の火事では無いと思っています。
日本もアルゼンチンと同じく怠慢な政治からGDP比200%にもなる膨大な借金を抱え、中央銀行による危険な金融緩和と国債の買い取りという禁じ手で、いかにも経済環境を良くしているようなふりでごまかしていますが、本当にいつ破綻してもおかしくないのです。
ちなみに2014年の債務不履行時、アルゼンチンはGDP比50%で債務不履行=デフォルトに陥っています。
一度、この負のスパイラルに入ると国家への信頼/信用だけでなく経済の実態も地の底に失墜してしまいます。
日本人は根本にある共産的思想から何かあれば国が助けてくれる/国に助けてもらおうとしていますが、もういい加減目覚めるべきです。
もちろん日本が国家崩壊なんてしてほしくはありません。
でももしそうなったとしても生きていけるように準備はしていてもいいと思います。
自分の身は自分でしか守れません。そのための手段はいっぱいあります。